アーセナル退団が噂されているイングランド代表GKアーロン・ラムズデールだが、本人にその意思はない模様だ。
ラムズデールを取り巻く状況は、今季開幕直後と現在とで大きく異なっている。開幕以降しばらくは不動の守護神として先発出場が続いていたものの、現地時間9月17日に行われたプレミアリーグ第5節のエヴァートン戦で今季初のベンチスタートとなってからは、スペイン代表GKダビド・ラヤに先発の座を奪われている。
“サブ降格”となったラムズデールをめぐって、各メディアはさかんにアーセナルからの退団の可能性を報じるようになった。だが、イギリスメディア『football.london』によると、ラムズデールは自身の去就について楽観的であり、噂をまったく気にしていないという。
23日の練習では、ラムズデールの姿勢を表すような出来事があった。ラヤがトレーニング場にやって来ると、ラムズデールはラヤに駆け寄り「大丈夫だよ。僕はここにいる。一緒にいるよ」と話しかけた。
21日に行われたプレミアリーグ第9節のチェルシー戦(△ 2-2)において、ラヤは中途半端なポジション取りをしていた隙を突かれ、ウクライナ代表FWミハイロ・ムドリクに頭上を抜かれるシュートを決められていた。ラムズデールは、ポジション争いのライバルでもあるラヤを励まそうと、練習前に声を掛けたものと思われる。
ラムズデールには、アーセナルで自身のキャリアを続けていくことへの確信があるのかもしれない。