中区の縮景園で冬支度です。害虫を駆除するためにわらで編んだ「こも」を松に巻きつけていきました。
若森明日香記者「園の入口の松から順に丁寧に素早くこもが巻かれていきます」
こも巻きは江戸時代から伝わる害虫駆除の方法です。松の害虫「マツカレハ」の幼虫を暖かいこもの中に誘いだし、春にこもと一緒に処分し被害を防ぎます。
縮景園では、毎年二十四節季のひとつ「霜降」の日に行っていて、24日は作業員6人で約360本の松にこもを巻いていました。
来園者「天気も良かったから、ちょうど節目の冬支度。服もちょっと暖かくしないといけないなという気持ちになります」
「こも外し」は来年3月の「啓蟄」の日に行われる予定です。