【MLB】レンジャーズがアストロズに勝利しWS進出 元巨人ガルシアが4安打5打点の大活躍

写真:ワールドシリーズ進出を決めたレンジャーズ

10月23日(日本時間24日)、テキサス州ヒューストンで行われたアストロズ対レンジャーズのリーグチャンピオンシップシリーズ第7戦は、序盤から圧倒したレンジャーズが11-4で勝利し、ワールドシリーズ進出を決めた。アストロズは今世紀初のワールドシリーズ連覇を目指し勝ち上がってきたが、かなわなかった。

レンジャーズは初回、2番のコリー・シーガーがポストシーズン通算16本目となるホームランを放ち、幸先よく先制する。続く、3番のエバン・カーターが四球で出塁すると、4番のアドリス・ガルシア、5番のミッチ・ガーバーの連続タイムリーで2点を追加する。

反撃したいアストロズはその裏、ヒットと四球で1アウト一、二塁の場面を迎えると、4番のホセ・アブレイユがタイムリーヒットを放ち1点を返す。なおもチャンスであったが、5番のマイケル・ブラントリーが併殺打に倒れ、1点止まりとなった。

その後もレンジャーズは攻撃の手を緩めない。ガルシアの2本の本塁打やナサニエル・ローの本塁打などで計11点を奪った。

レンジャーズの先発、マックス・シャーザーは2本の本塁打を浴び、2回2/3でマウンドを降りるも、シャーザーの後を受け継いでマウンドに上がったジョーダン・モンゴメリーが、2回1/3を無失点に抑える好リリーフを見せる。その他の投手も奮起し、強打のアストロズ打線を4点に封じ込めた。

アストロズは計8人の投手を投入したが、レンジャーズ打線を抑えることができず、終わってみれば11-4の大差でレンジャーズが勝利した。

アストロズはワールドシリーズ連覇を目指し、大逆転でア・リーグ西地区を優勝。ポストシーズンでもツインズに勝利し、リーグチャンピオンシップシリーズでは同地区のレンジャーズと対戦していたが、道半ばで夢は絶たれた。

レンジャーズは悲願の世界一まであと4勝となった。過去にはあとストライク1球で世界一という場面を作りながら、逆転を許したこともあった。名将ブルース・ボウチーのもとで世界一を達成することができるのか、今後も目が離せない。

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