ALCSのMVPはレンジャーズ・ガルシア 5本塁打&15打点の大暴れ

日本時間10月24日、ヒューストンのミニッツメイド・パークでアメリカン・リーグのリーグ優勝決定シリーズ第7戦が行われ、レンジャーズが11対4で勝利。シリーズの対戦成績を4勝3敗とし、2011年以来12年ぶり3度目となるリーグ優勝を決めた。シリーズのMVPには第4戦から4試合連続で本塁打を放ち、7戦合計5本塁打、15打点の大活躍を見せたアドリス・ガルシア(レンジャーズ)が選出。第5戦では乱闘騒ぎもあったが、シーズン39本塁打の強打を今回のシリーズでも遺憾なく発揮した。

ガルシアはリーグ優勝決定シリーズの全7試合に出場して28打数10安打、打率.357、5本塁打、15打点、1盗塁、出塁率.400、長打率.893、OPS1.293の大活躍。第2戦以降6試合連続で安打と打点を記録し、第4戦以降は4試合連続で本塁打を放った。第6戦では勝利を決定づけるダメ押しのグランドスラム、第7戦では1試合2本塁打をマークした。

MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、プレーオフの1つのシリーズでの6試合連続打点は、打点が公式記録となった1920年以降で最長の記録。2試合連続4打点以上はプレーオフ史上3人目、3試合連続3打点以上もプレーオフ史上3人目の快挙となった。

また、プレーオフの1つのシリーズでの15打点は歴代最多記録。1つのシリーズでの5本塁打は歴代2位タイであり、これを上回るのはレンジャーズの先輩である2011年リーグ優勝決定シリーズのネルソン・クルーズ(6本塁打)しかいない。

ワールドシリーズまでにプレーオフで20打点を叩き出すのは史上初の快挙。単一のプレーオフでの最多打点記録は2011年デービッド・フリース(カージナルス)の21打点であり、ガルシアはメジャー記録更新が見えてきた。なお、プレーオフの第7戦でマルチ本塁打を記録するのは史上4人目の快挙だった。

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