アーセナルのミケル・アルテタ監督がスペイン代表GKダビド・ラヤを擁護した。クラブ公式サイトが伝えた。
今夏アーセナルに加入し、ここまではイングランド代表GKアーロン・ラムズデールとの守護神争いを制している格好のラヤ。しかし、21日に行われたチェルシー戦では、少し前に出ていたところをウクライナ代表FWミハイロ・ムドリクにクロスともとれるシュートで頭上を越され失点。こちらは致し方ないにしろ、ビルドアップのミスから不用意なピンチを招く場面もあり、パフォーマンスの不安定さが話題に上っている。
24日のチャンピオンズリーグ(CL)・セビージャ戦を前に記者会見に臨んだアルテタ監督は、GKのポジション争いについて問われ、ラヤのミスにも言及。「エラーはサッカーの一部であり、ディフェンダーにもストライカーにもゴールキーパーにもミスは起こり得る」と、大きな問題ではないことを強調した。
また、ラヤが注目を浴びていることに苦しんでいるのかどうか問われると「私はそんなこと全く感じていない」とコメント。GK特有のプレッシャーが存在するのかという質問に対しても自らの見解を述べ、選手層が厚いがゆえにこのような議論が巻き起こっていると締めくくった。
「ビッグクラブでプレーするというプレッシャーはあるだろう。勝たなければならず、ベストを尽くさなければならない。そして隣には毎日背中を押してくれる人がいる」
「しかし、我々は選手ごと、あるいはポジションごとに評価することができる。左サイドバックと中盤の選手に何が起こっているのかも聞いてくれるだろう?」
「あなたはすでにジョルジーニョについて質問をしたし、ここにいるガブリエウ・ジェズスについての別の質問もある」
「それが議論というものであり、このスポーツの美しさでもある。選択肢がたくさんあるという事実により、そのような議論はより活発になるだろう」