冬の到来前に「松のこも巻き」 マツケムシなどの害虫をわらで編んだ温かいこもに誘い込んで焼却駆除

本格的な冬の到来を前に、松の木を害虫から守る「こも巻き」が10月24日、愛知県岡崎市で行われました。

「こも巻き」は、マツの葉を食べ荒らす「マツケムシ」などの害虫が冬の間、温かい場所に移動する習性を利用して、わらで編んだ「こも」に誘い込んで駆除する伝統的な方法です。

24日午前9時半から、岡崎城周辺の松や、幹の周りが4メートルある推定樹齢400年の大黒松(おおくろまつ)に作業員らが次々と「こも」を巻き付けていきました。
「こも」は11月中旬までに岡崎公園内の149本ある松の木すべてに巻かれ、来年2月上旬に取り外された後、害虫ごと焼却されます。

© CBCテレビ