市街地の都市機能維持を…市街化調整区域での新築抑制へ 岡山市が条例廃止の方針

市街地の都市機能を維持するために、岡山市は「市街化調整区域」に新しく家を建てるための条例を廃止する方針を決めました。

(岡山市/大森雅夫 市長)
「住みやすい都市。市民の皆さん方が住みやすい都市をこれを目指したい」

「市街化調整区域」では新しい建物の開発が規制されていますが、岡山市は条例を設けて、一定の基準を満たせば「市街化調整区域」に家を建てることを許可してきました。

一方、これによって市街地の周辺に家を建てるケースが増え、人口密度が下がってしまっている市街地があるということです。

岡山市は、このままでは市街地で都市機能を維持することが難しくなるとして、周辺部での住宅新築を抑制するために条例を廃止する方針を決めました。

今後は2024年2月に開会する市議会に条例を廃止する議案を提案する予定です。可決されても2年間は経過措置が設けられるということです。

一方、「市街化調整区域」の人口減少が著しいエリアの活性化策として、条例とは別に「住宅が新築できる制度」や「空き家を活用する制度」を設ける予定です。

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