グアルディオラ監督が正GKエデルソンではなく第2GKのオルテガを起用した理由を説明

写真:オルテガはファティにゴールを許したがこの試合2セーブを記録した

マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、第9節のブライトンとの試合で正守護神のブラジル代表GKエデルソンではなく、シュテファン・オルテガを起用した理由を説明した。イギリス『デイリー・メール』が報じている。

エデルソンはインターナショナルブレーク期間の間、ベネズエラ代表とウルグアイ代表との試合でともに先発フル出場を果たしている。

一方で、アルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスは、同じくパラグアイ代表とペルー代表の試合に先発出場した。アルバレスはブライトン戦でも先発出場し、先制ゴールを挙げている。

このことについて、グアルディオラ監督はブラジル代表の戦績(ベネズエラ代表戦は引き分け、ウルグアイ代表戦は敗戦)とアルゼンチン代表の戦績(パラグアイ代表戦とペルー代表戦のどちらも勝利)を踏まえたうえで、こう語った。

「アルゼンチン代表は勝利したし、そうなれば気分も良くなる。ブラジル代表はそうではなかった。そういうちょっとしたことなんだよ。エデルソンは戻ってきた日、かなり疲れているように見えた」

「普段はオルテガをカラバオカップやFAカップで起用しているけど、カラバオカップは敗退したしね。エデルソンも少し休んでリフレッシュできただろう」

昨年夏に加入以降、リーグ戦4試合目の出場となったオルテガは、何度か好セーブを見せたものの、ボールコントロールが危うい場面があったことを認め、こう語っている。

「難しい場面もあるけれど、これが私の仕事だ。チームが私を必要としている時にそこにいて、毎日エデルソンに刺激を与え続けることなんだ。私は野心家だから、ベンチに座っているのはうれしくない。試合に出るチャンスをいつも待っているんだ」

「万が一に備えて、先発出場する時と同じように準備している。より多くの試合に出たいから、トレーニングですべてを出し切り、コーチに自分の存在を示すという点は(エデルソンと)同じだ」

グアルディオラ監督はGKの起用について、以下のように述べている。

「GKについては、私はあまり関与しない。もちろん結果の責任は私にあるが、最終的な決断はGKコーチのシャビエル・マンチシドールに聞いて、それを参考に決める」

オルテガは今年の11月で31歳になる。高いポテンシャルは秘めた彼には、すでにいくつかのクラブからオファーが届いているという。オルテガが今後どれだけの出場機会を得るかに注目だ。

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