リヨンのフランス女子代表FWウジェニー・ル・ソマー(34)がリーグ戦通算300試合出場を達成した
ル・ソマーは22日に行われたD1アルケマ(フランス女子1部)第5節スタッド・ランス戦に先発出場し、節目となる大記録を達成。43分には自らもヘディングでゴールを奪い、5-1の勝利で記録に花を添えた。
2007年、スタッド・ブリオシャンでフランス女子1部リーグデビューを果たしたル・ソマーは、圧倒的な活躍が評価され、2010年夏にリヨンへと加入。2021年にアメリカのナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL)のOLレインへの半年の短期レンタルがあったが、長期に渡ってリヨンのストライカーとして君臨している。
リヨンでは加入年から存在感を放ち、熊谷紗希(現:ローマ)らとともに前人未踏のリーグ10連覇に貢献するなど、計12度のフランスチャンピオンに輝いている。
そのほか、女子クープ・ドゥ・フランスで9度、女子チャンピオンズリーグ(UWCL)で8度の優勝を経験し、フランス女子代表としても185試合に出場。92ゴールは同代表歴代最多となっている。
なおリーグ戦300試合出場は、フランスの全国プロサッカー選手連合(UNFP)によれば、現役選手ではガエタン・ティニー(パリFC/452試合)、ジュリー・ソイヤー(パリFC/394試合)に次ぐ3番目のキャップ数とのことだ。
今季のリーグ戦も5試合出場5得点と、微塵も衰える気配のないル・ソマー。リヨンも無敗で首位をキープしており、記録をさらに積み上げていくことになりそうだ。