“保護率39%”のAI評価で一時保護を見送った児童相談所 女児虐待死を受けて知事「職員増員を検討」

4歳の女の子が母親から暴行を受け死亡した事件で、三重県の一見勝之知事が対応にあたった児童相談所を訪問しました。

この事件はことし5月、津市の中林ほのかちゃん(4)が自宅アパートで、母親の中林りゑ子被告から暴行を受け死亡したものです。

津市の中勢児童相談所は「虐待の疑いがある」との連絡を事前に受けていましたが、AIが評価した結果「保護率39%」だったことなどを理由に一時保護を見送っていました。

一見知事は10月24日、事件後初めて中勢児童相談所を訪れ、職員らと意見交換を行いました。

(三重県・一見勝之知事)
「皆さん、第一線で苦労していると思うので、どこが改善できるか考えていきたい」

一見知事は「児童相談所の職員不足が喫緊の課題で、増員を検討しなければならない」と話しました。

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