東大、個人情報4300件流出 大学保有のPCにサイバー攻撃か

 東大は24日、大学が保有するパソコンがサイバー攻撃を受け、他大学を含めた学生や教職員らの氏名や住所など計約4300件の個人情報が流出した可能性があると発表した。教員が在宅勤務でパソコンを使った際にウイルス感染したのが原因とみられる。情報の悪用は確認されていない。警視庁に被害を相談している。

 東大によると、実在する組織の名前をかたったメールが大学院総合文化研究科・教養学部に送信され、22年7月に在宅勤務の教員がファイルを開封した。

 流出したのは東大の学生や教職員らの情報約2400件と、この教員が非常勤講師などとして勤める他の大学6校の関係者情報など約1900件とみられる。

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