クリスマスソングソングは「ダサい」 デュラン・デュランが“おいしい”オファーを拒否していた

人気ロックバンドのデュラン・デュランは、クリスマスソングのオファーを「ダサい」という理由で拒否したことがわかった。ハロウィンをテーマにしたアルバム『ダンス・マカブル』をリリースするが、クリスマスソングを出す予定はないそうだ。

ドラムのロジャー・テイラーはクラシック・ポップ誌のインタビューで、「ある時、クリスマス・シングルを出すのはどうかという話があった」「安っぽい話だと思ったから、やらなかったんだ。よく言ってるんだけど、『イエス』と言っておけばよかったんだよ。そうしていればいまでも著作権料がガッポリもらえていたかもしれないからね。でもダサすぎるオファーだった。今クリスマス・アルバムを出すなんて想像もできないよ」と話す。

キーボードのニック・ローズは、「クリスマスはみんなと同じように祝うけど、それほど関心はない。奇妙で美しい意味で、僕にとってハロウィンの方が大切なんだ。宗教色がなくておかしな祭りであるところが好きだ」「子供の頃は、赤いスーツを着た髭の大男よりも、魔女や黒猫、悪魔や怪物の方がずっと魅力的だった」

マネスキンのヴィクトリア・デ・アンジェリスも参加している同アルバムには、ビリー・アイリッシュの『ベリー・ア・フレンド』やトーキング・ヘッズの『サイコ・キラー』、ザ・ローリング・ストーンズの『黒くぬれ!』、スージー・アンド・ザ・バンシーズの『スペルバウンド』などのカバー曲や、同バンドの『ナイト・ボート』と『シークレット・オクトーバー・31st』のニュー・バージョンも収録されている。

10月27日にリリースされるこのアルバムは、昨年ラスベガスで行われた同バンドのハロウィーンをテーマにした公演にインスパイアされたもので、そのライブでメンバーはお化けのような衣装を身にまとい『スペルバウンド』やザ・スペシャルズの『ゴースト・タウン』、リック・ジェームスの『スーパー・フリーク』などを演奏していた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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