名古屋の東山動植物園で10月24日、新しいジャガーの飼育施設が一般公開されました。
全身真っ黒の珍しいジャガーも注目されています。
24日、名古屋市千種区の東山動植物園には長い列が…皆さんのお目当ては?
(来園した子ども)
「黒いジャガーは初めて見るから楽しみにして来ました」
お披露目されたジャガーのマヤ。
10月2日に神戸市の王子動物園から引っ越してきたばかりの2歳のメスです。
ジャガーは中南米に生息し、およそ1割がマヤのように遺伝子の関係で毛色が黒になるとのこと…さらに。
「新ジャガー舎オープンです」
マヤが生活する新「ジャガー舎」も一般公開に。
ジャガーの生息地メキシコの密林をイメージしていて、屋外運動場は躍動感のあるジャガーの動きを様々な角度から見てもらおうと、岩場の斜面が設置されました。
新しい「ジャガー舎」は自然に近い展示を目指してリニューアルを続ける東山動植物園の取り組みの一環で、総工費は10億円。
展示室の広さは400平方メートルとこれまでの約20倍に。
迫力ある姿を間近に見た子どもたちは…
(来園客)
「模様が見えてかっこよかった」
「暗いところで目が光っていた」
「こわかった」
さらに、最もこだわったのがプールです。
実はジャガーは、ネコ科でありながら水中で狩りをするのが得意。
水深2メートルまで水を貯めることができ、ジャガーが水に潜って狩りをする様子をガラス越しに観察できます。
(東山動植物園 今西鉄也副園長)
「活発でおてんばな部分があるとうかがってきたんですが、実際に観察してみると、新しい施設ということもあって、不慣れなので非常に慎重に行動しています。本来の活発な動きを見せてくれるジャガーだと思うので、期待しています」
ジャガーらしい動きを間近に見られる「新居」に移り、マヤが東山動植物園のアイドルになる日も近いかもしれません。