立憲民主党の泉健太代表（４９）が２４日、衆院での代表質問後に記者団の取材に応じた。国民民主党の玉木雄一郎代表（５４）が、この日予定されていた泉氏との面会を拒否したことに「玉木さんは何を見て、考えてるんでしょうかね。共産党の発表なんですかね。そこがちょっとわからない」と〝ドタキャン〟に困惑した。
泉氏は、臨時国会開会に合わせ各野党へあいさつ回り。「各党にまず国会が始まるということで改めてあいさつ回りをさせてもらって、補選も終わったばかりですから。こういう結果もあったし、国会で論戦をしっかりやっていこうということを言って来ている」と意図を説明した。
玉木代表との面会の目的について「私があいさつ行くとしたら、それは選挙のお礼と国会頑張ろうということがメインであって、それ以上…そんなに断られるものはないと思うんですけど」と苦笑した。
共産党の志位和夫委員長（６９）は、２３日の泉氏との会談後に「小選挙区における候補者調整をやっていくことで合意した」などと話した。泉氏も「野党議席の最大化に向けてさまざまな連携をしていきたい」としたが、この日は「各党ということで、別にどの党とだけっていうことはひとつも無い。きのうは維新、共産、社民、れいわ、無所属の会を回っている。別に他党から、そんな意味での拒否を受けたことはない」とし、次期衆院選に向けた共産党との候補者調整については明言しなかった。
玉木氏は、この日の定例会見で「立憲民主党と共産党が、次の衆議院選挙で協力するという方向を打ち出されたので、きょうの面談はお断りしました」と理由を説明している。泉氏は「我々からおうかがいしてもいいんじゃないかと思いますけどね。何をもってなのか、ということじゃないですか。どの方の発言が気になって、そういう判断をされているのか」といぶかった。
（よろず～ニュース・杉田 康人）
