Amazonの配送拠点が岡山市に完成 「置き配」増でドライバーの負担減へ

インターネット通販大手Amazonの新たな配送拠点が岡山市に完成し、24日に報道公開されました。

岡山市北区久米に完成した「岡山北デリバリーステーション」。9月13日から稼働しています。

施設の広さは約3000平方メートルで、1日数千点から数万点の商品がここを拠点に配送されます。

(在間隆真リポート)
「荷物が仕分けられています。これらは配達されるエリアではなく、ドライバーのルートごとに仕分けられているので、より効率よく荷物を運ぶことができるんです」

Amazonには個人事業主のドライバーと直接契約を結ぶ独自の配送システムがあります。拠点施設の完成とそれに伴うドライバーの増加で、岡山市と倉敷市の一部地域で、翌日配達や「置き配」に対応できるケースが増えるということです。

独自の配送システムはドライバー側にとっては勤務時間を自由に選べるのがメリットです。

(Amazon Flexの運転手/開晃久さん)
「2時間から8時間の時間の中で自分の都合にあわせて、何時間働くっていう選択ができるのでそこがメリットかなと思いました」

物流・運送業界で人手が不足する、いわゆる「2024年問題」が懸念される中、Amazon側は、2023年に岡山市の施設以外にも全国10カ所にデリバリーステーションを新設して対応したい考えです。

(アマゾンロジスティクス/舟木潤田さん)
「このデリバリーステーションを岡山市に開設することによって、たくさんの方がAmazonのオペレーションに参画していただける、そういった雇用の機会が生まれるということも期待しています」

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