【広島東照宮・本地堂】建立当時の姿がよみがえる

被爆建物の一つ「広島東照宮」の本地堂を保存・修理する工事が終わり、建立当時の姿がよみがえりました。広島市東区にある広島東照宮の本地堂は、江戸時代の1648年に建てられました。被爆建物でもあり、市の重要文化財に指定されています。老朽化のため、2021年8月から保存と修理の工事が進められ、2023年9月末に終了しました。外観には、修理の課程で判明した、木目を浮き出す「春慶塗」を用いており、この技法を使った建物は、全国で例がないということです。

■広島東照宮 久保田実技 宮司

「広島市の宝物でございますので、親しみを持ってご覧いただければ」

今後は国の重要文化財への指定を目指すということです。

【2023年10月24日 放送】

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