10月25日から北九州市で将棋の「竜王戦第3局」にのぞむ藤井聡太八冠。
同い年の伊藤匠七段との戦いが注目されますが、対局を前にした2人の表情は。
(藤井聡太八冠)
「ちょっと皆さんの前で緊張しているんですけど…」
25日から始まる「竜王戦第3局」を前に藤井八冠と伊藤七段が、24日に訪れたのは北九州市内の小学校です。
(児童)
「もし将棋棋士になっていなかったら、どんな仕事に就いたと思いますか?」
小学生からの、こんな質問に藤井八冠からの答えは、やはり…。
(藤井聡太八冠)
「将棋をやっていなかったら、電車の運転士を目指していたかもしれない」
藤井八冠と言えば大の鉄道好きとして知られ、ことし5月には岩手県の三陸鉄道で1日駅長を楽しそうに務めていました。
藤井八冠からは、子どもたちにこんなメッセージが。
(藤井聡太八冠)
「興味のあることを見つけたら、少し追求してみるという気持ちを大切にしてほしい」
約30分間、子どもたちは目を輝かせて交流を楽しみました。
(児童)
「めったに会えない人に会えてうれしかった」
「将棋が強そうだなというのが伝わってきた」
地元の子どもたちも注目する、25日からの竜王戦第3局、藤井八冠は…。
(藤井聡太八冠)
「福岡県は対局で何度も来ていて、個人的にもなじみがあるので。こういった大きな対局を、こちらでできるのはうれしい。ファンの期待に応えられるような内容にしたい」
一方、ここまで2連敗の伊藤七段は。
(伊藤匠七段)
「ここまで苦しいシリーズになっているが、また、あすから気持ちを一新して良い将棋を指せれば」
竜王戦第3局は25日午前9時に始まり、26日夜には決着する見込みです。