【市貝】町内で唯一、コンニャクを栽培している羽仏(はぶつ)、農業宇井恒雄(ういつねお)さん(72)方で、コンニャク芋の店頭への出荷が始まった。
宇井さんは約80アールで50年以上コンニャクを栽培している。「あかぎ大玉」という品種の収穫期を迎え、20日から道の駅サシバの里いちかいの直売所に並べ始めた。23日午前は、宇井さんと妻恵美子(えみこ)さん(73)が泥を洗い落とした2年生のコンニャク芋を作業場で2キロずつネットに詰める作業に励んだ。今年は猛暑の影響で出来はいまひとつという。
宇井さん方には販売に関する遠方からの問い合わせも既に多い。宇井さんは「リピーターさんがたくさんついてくれてうれしい。期待に応えたい」と話した。収穫は11月半ばまで続く。
JAはが野管内のコンニャク栽培農家は、高齢化と単価安で年々減少している。