副業で自作キャラTシャツやフィギュア 男性係長を減給1カ月処分 茨城・筑西市

筑西市役所=同市丙

茨城県筑西市は24日、自らデザインしたキャラクター商品を販売し、許可なく副業で報酬を得ていたとして、市協和支所の男性係長(49)を減給1カ月(10分の1)の懲戒処分にしたと発表した。処分は同日付。

市によると、係長は別の部署で勤務していた2020年1月から23年8月までの3年8カ月間、老夫婦のキャラクターを自ら考案し、フィギュアやTシャツ、LINEスタンプ、カプセルトイなどを作製。複数のインターネットサイトや東京都内のデザインフェスティバル会場で販売したという。売り上げは72万円余りで、商品製作費に充てていた。

別の市職員が9月上旬ごろ、インターネットで調べ物をしていたところ、販売サイトの出品者プロフィルに係長の加工画像を見つけて発覚した。

係長は市の聞き取りに対して商品販売を認めている。製作費が売り上げを上回っていたといい、「副業禁止の認識はあったが、もうけているわけではないので大丈夫だと思った」と話しているという。

© 株式会社茨城新聞社