Dバックス・ファート プレーオフ第7戦の新人先発は史上13人目

ナショナル・リーグのリーグ優勝決定シリーズは、ダイヤモンドバックスが第6戦を制して3勝3敗に。日本時間10月25日に行われる第7戦でリーグ王者が決定することになった。両軍の先発投手はブランドン・ファート(ダイヤモンドバックス)とレンジャー・スアレス(フィリーズ)。プレーオフ・シリーズの第7戦にルーキーが先発するのは、2020年のイアン・アンダーソン(ブレーブス)とダスティン・メイ(ドジャース)以来3年ぶり、史上13人目のことである。

今季レギュラーシーズンでは3勝9敗、防御率5.72に終わったファートだが、ザック・ギャレン、メリル・ケリーに次ぐ先発3番手に抜擢されると、ワイルドカード・シリーズ第1戦は3回途中7安打3失点で降板したものの、地区シリーズ第3戦は5回途中2安打無失点、リーグ優勝決定シリーズ第3戦でも6回途中2安打無失点の好投。ファートが先発した全3試合でチームは勝利し、プレーオフで2先発連続無四球無失点は史上初の快挙となった。

プレーオフ・シリーズの第7戦にルーキーが先発したのは、2020年のリーグ優勝決定シリーズ第7戦で投げ合ったアンダーソンとメイが最後。勝てばシリーズ制覇、負ければ敗退という「勝者総取り」の試合で2人のルーキーが先発したのは史上初めてのことだった。それ以前にリーグ優勝決定シリーズ第7戦で先発したルーキーは、2018年のウォーカー・ビューラー(ドジャース)と2007年の松坂大輔(レッドソックス)しかいなかった。

ワールドシリーズでは1909年のベーブ・アダムス(パイレーツ)から2002年のジョン・ラッキー(エンゼルス)まで、8人のルーキーが第7戦(または第8戦)の先発を経験。プレーオフ全体では、昨季までに12人のルーキーが第7戦(または第8戦)の先発という大役を任されており、ファートは史上13人目となる。ファートは期待に応え、チームを球団史上2度目のリーグ優勝に導くことができるだろうか。

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