大分短大(大分市千代町)は園芸科がある全国唯一の短大。花や野菜・果樹の栽培、フラワーデザイン、造園、園芸療法など園芸の専門分野を広く学び、技術を身に付けることができる。卒業後の進路は公務員や民間企業への就職の他、およそ半数が四年制大学に編入学する。多彩な進路選択が特徴で、県外の高校からの入学生も多い。
園芸科は1学年40人の少人数制。各学生に担当教師が付き、出席状況から科目履修、課外活動、進路選択まで丁寧に見守り、指導する。
学生は入学後、七つのゼミのいずれかに所属する。▽果樹園芸学▽造園▽花き園芸▽園芸バイテク(バイオテクノロジー)▽畜産・草地環境▽土壌肥料・野菜▽園芸活動を介護や障害の支援現場に生かす「園芸療法」―の中から選ぶ。学生はそれぞれテーマを設定し、研究を進める。