屋形船でゆったり紅葉狩りを 青葉湖(青森・八戸市南郷地区)、28日から

屋形船に乗り、色づき始めた紅葉や青葉湖の景色を楽しむ人たち

 青森県八戸市南郷の青葉湖で28日、船上から紅葉を楽しむ屋形船の運航が4年ぶりに復活する。主催する南郷観光協会(松倉政勝会長)は24日、試験運航を行い、流木などの危険物がないかを確認。観光客を迎える準備を整えた。

 青葉湖は、新井田川の上流にある世増ダムの人造湖。この日は協会関係者ら約10人が乗船し、湖を1周するコースの状況を確認しながら、赤や黄色に色づき始めた木々や湖面からの眺めを楽しんでいた。

 松倉会長によると、湖周辺の樹木はまだ緑が多く、紅葉が始まったばかり。来月上旬に見ごろを迎える見込みという。

 秋の屋形船の運航は2007年に始まった。コロナ禍で20~22年は運航を中止したため、松倉会長は「たくさんの方に来ていただき、美しい水源や自然環境に感謝しながら紅葉や風景を楽しんでもらえたら」と話した。

 運航は11月6日まで。定員10人で、午前10時から午後3時まで1時間ごと(正午を除く)に1日5便。所要時間は45分。料金は中学生以上が千円、小学生以下500円、3歳以下無料。乗船券はローソン、ミニストップ全店で販売。当日参加の受け付けは新水吉橋近くの発着所で行う。問い合わせは松倉会長(電話080-1800-8918)へ。

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