半導体製造装置メーカーのKOKUSAI ELECTRIC（東京）が25日、東京証券取引所の最上位市場プライムに上場した。25日終値で換算した時価総額は5414億円。国内で2023年に行われた新規株式公開（IPO）として最大となった。
終値は2350円と、売り出し価格の1840円を3割近く上回った。東京都内で記者会見した金井史幸社長は「われわれの技術は人工知能（AI）に用いるロジック半導体の製造にも使える。今後3～5年で売り上げを引き上げたい」と述べた。最近の市況悪化を反映し、24年3月期の連結売上高は前期比26.7％減の1800億円となる見通しだ。
