江北町の山あいの農地で、子どもたちがデザインした100枚のTシャツが青空を泳いでいる。29日まで楽しめる。
中山間地振興と子どもの健全育成に取り組む「さが山の学校」(大坪一樹代表)が、里山に関心を持ってもらう取り組みとして昨秋に続いて企画した。町の幼稚園児や山の学校の関係者らが描いたTシャツを、江北町上小田の岳地区の「さが山農園」にポールを立てて飾り付けた。
鮮やかな虹やヒマワリ、新幹線かもめを描いたり、手形を押してデザインしたり。カラフルで楽しいTシャツが、有明海や佐賀平野を見渡しながら秋風にそよいでいる。
約60人が集まってTシャツを取り付けた22日は、中山間地の現状を描く映画「土のひと 風のひと」の撮影や、新米やミカン、ナスなど岳地区産品のマルシェも開かれ、山の魅力をアピールした。場所は花山球場の南西約500メートルで、町消防団第一分団第三部格納庫から西に500メートル。(小野靖久)