信号機のない横断歩道の一時停止率 栃木県が全国3位に

 日本自動車連盟・JAFは24日、信号機のない横断歩道での車の一時停止率の調査結果を発表しました。栃木県は過去最高の74.8%と全国で3位になりました。

 JAFが今年調査した信号機のない横断歩道での車の一時停止率で、栃木県は74.8%と過去最高を記録しました。全国1位は長野県の84.4%、2位は石川県の76.4%で70%を超えているのは栃木県を含め3つの県だけです。全国平均は45.1%で栃木県は29.7ポイント上回っています。

 2018年の調査で栃木県は一時停止率がわずか0.9%と全国ワースト1位を記録。これを受けて警察や交通安全協会などは「止まってくれない栃木県」を脱却するためさまざまなキャンペーンを展開し、5年で全国3位まで改善することができました。

 JAF栃木支部は「栃木県が過去最高の停止率を記録した一方で、4分の1以上の車が横断歩道で一時停止をしていない実態も明らかになった」と分析しています。

 横断しようとする歩行者がいる場合、ドライバーは必ず直前で一時停止するのはもちろん歩行者側も横断歩道を渡るときは、ドライバーにその意思を伝えたり、無理な横断をしないよう注意を呼びかけています。

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