来年の福袋 注目は「物価高対応」「体験型」

都内の各百貨店が来年の福袋を発表しました。今年に続き、物価高に対応したものや、コロナ禍では存分に満喫することができなかった体験型の福袋が多く登場しました。

松屋銀座が来年の福袋のポイントとして掲げたのは、家計に深刻な影響を与える物価高応援です。

記者:「3000円でガチャを回す事ができます。生ハムのセット、こちらは1万2000円相当だということです」

1回3000円のガチャ型福袋は、肉や魚・果物など値段にして最大4倍相当の食品が当たるものです。さらに、米の定期便1年分が約2万円安く手に入れられる福袋や、電気代節約に一役買おうと羽毛掛け布団が入った寝具の福袋など、生活応援を意識した福袋が目立ちました。

そして来年の福袋もう一つのポイントが、日本の伝統を感じることができる体験型の福袋です。銀座の老舗呉服店で着物をレンタルし、新橋演舞場で芸者による公演を鑑賞するものや、浅草の街を人力車で巡った後、草履作りを体験できる福袋などが発売されるということです。

体験型の福袋は、東武百貨店でも。元プロ野球読売ジャイアンツの名セカンド・地元豊島区生まれの篠塚和典さんが指導してくれる野球教室体験福袋が発売されます。また、レトロな世界を体験できる商品も。ブロマイドで知られるマルベル堂で、昭和アイドルさながらの写真を撮影して自分だけのオリジナルポスターや写真集などを作ってもらえます。さらに…

司会:「来年は、ご家族やご友人と大人数で集い、楽しむ事ができるお正月になると予想しています」

新型コロナウイルスが5類に移行して初めて迎えるお正月。大人数で集まった際の食事に華を添える、来年の干支・辰年に合わせ、龍を表現した焼肉パーティーセットも発売されるということです。

そのほかの都内の百貨店からも、様々な特色ある福袋が発表されています。高島屋からはムービングサウナです。こちらは車に乗せて運べるサウナとなっていて、自分の好きな場所へ運んでととのえるというものです。そごう西武からは、子どもと保護者を対象にした駅長体験ができる西武鉄道の福袋です。そして大丸東京店では、年間のべ1000種類のお弁当を販売する食品フロアの約40店舗すべてで、1店舗につき1回限り上限2000円でお弁当を好きな時にもらえる福袋です。ちなみに大丸では来年の辰年に合わせて、1億1000万円のクリスタル龍の開運福袋も販売されるということです。

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