パリ・サンジェルマンはUEFAチャンピオンズリーグのグループステージにおいて、現地時間10月25日にホームで、11月7日にはアウェーで、ミランとの2連戦を戦う。2021年夏に契約満了でミランを退団し、パリ・サンジェルマンに移籍したイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマが、古巣との対戦に向けて意気込みを語った。イタリアのオンライメディア『カルチョメルカートドットコム』が報じている。
パリ・サンジェルマンはグループステージ第2節、アウェーでニューカッスルと対戦し1-4の大敗を喫した。この試合についてドンナルンマは「腹立たしい結果だった。あそこ(ニューカッスルの本拠地セント・ジェームズ・パーク)でプレーするのは非常に難しかった」と振り返る一方、「僕らはすでに前を向いている」と気持ちを切り替えていることを強調。
その上で、ミラン戦に向けては次のように語った。
「僕にとっては、ものすごくエキサイティングな試合になるだろう。ミラノに戻るのは大きな感動だが、そういった感情はひとまずしまっておいて、試合に集中しなければならない。パリ・サンジェルマンにはミランと同様、ビッグファミリーがいる。僕はミランに8年間在籍し、クラブは僕にあらゆるものを与えてくれた。一方、パリ・サンジェルマンでも加入初日から素晴らしい環境を見ることができた。ファンは僕のことを心から歓迎してくれたし、僕自身もパリ・サンジェルマンのためにベストを尽くそうとしている」
ミランを退団する際はクラブからの契約延長オファーを頑なに拒否し、フリートランスファーでの移籍を選んだため、ミランのファンは今なおドンナルンマに対して批判的な姿勢を示している。ドンナルンマはこの件についても言及している。
「ミランでは最後の試合まで、常に全力を尽くして戦った。ファンからの批判に対しては申し訳なく思っているけど、今はそんなことを考えている暇はない。とにかく今は試合に集中している。感情的になってはいけないと思っているよ」