Dバックスが第6シードからWSへ 22年ぶり2度目のリーグ優勝

リーグ優勝決定シリーズ第7戦【ダイヤモンドバックス4-2フィリーズ】@シチズンズバンク・パーク

お互い3勝ずつで迎えたナショナル・リーグのリーグ優勝決定シリーズ第7戦は、1点ビハインドの5回表に2本のタイムリーで逆転したダイヤモンドバックス(第6シード)が4対2で勝利。昨季のリーグ王者フィリーズ(第4シード)を4勝3敗で破り、22年ぶり2度目となるリーグ優勝を成し遂げた。ダイヤモンドバックス3番手のライアン・トンプソンが勝利投手となり、6番手のポール・シーウォルドはセーブを記録。フィリーズ先発のレンジャー・スアレスは5回途中6安打3失点で敗戦投手となった。

ダイヤモンドバックスが新人右腕ブランドン・ファート、フィリーズが左腕スアレスの先発で始まった一戦は、初回にダイヤモンドバックスが一死1・3塁のチャンスを作り、クリスチャン・ウォーカーの内野ゴロの間に1点を先制。本拠地の大声援を受けたフィリーズは、2回裏先頭のアレック・ボームがソロ本塁打を放って同点に追いつくと、4回裏一死からブライソン・ストットにタイムリー二塁打が飛び出し、2対1とリードを奪った。

5回表、ダイヤモンドバックスは送りバントを絡めて一死2塁のチャンスを作り、ケテル・マルテが空振り三振に倒れたあと、コービン・キャロルのタイムリーで2対2の同点に。さらに、キャロルが二塁への盗塁を決めてチャンスメイクし、ガブリエル・モレノのタイムリーで3対2と試合をひっくり返した。

7回表、ダイヤモンドバックスは一死1塁からマルテがチャンスを広げる二塁打を放ち、「プレーオフ初出場から16試合連続安打」のメジャー新記録を樹立。ここでキャロルが貴重な追加点となる犠飛を放ち、キャロルは重要な一戦で4打数3安打2打点2盗塁という見事な活躍を見せた。

フィリーズはエースのザック・ウィーラーをリリーフ起用するなど、勝利への執念を見せたが、ダイヤモンドバックスはリリーフ陣が2点のリードを守り抜き、4対2で逃げ切り。送りバントや盗塁など、小技も絡めた野球で昨季のリーグ王者を破り、球団創設4年目でワールドシリーズ制覇を成し遂げた2001年以来22年ぶり2度目となるリーグ優勝を決めた。日本時間10月28日にスタートするワールドシリーズでは、ア・リーグ王者のレンジャーズと対戦する。

The post Dバックスが第6シードからWSへ 22年ぶり2度目のリーグ優勝 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.