溝端淳平、3cmの雑誌を圧縮することに人生を懸ける青年を熱演!「世にも奇妙な物語」で初主演

溝端淳平が、フジテレビ系で11月11日放送の土曜プレミアム「世にも奇妙な物語’23 秋の特別編」(午後9:00)の1編「トランジスタ技術の圧縮」で、シリーズ初出演にして初主演を務めることが分かった。

「世にも奇妙な物語」は、おなじみのストーリーテラー・タモリと豪華キャストが、視聴者を“奇妙な世界”へといざなう人気シリーズ。1990年4月にレギュラードラマとして開始し、その後は特別編という形で年に2度放送を続け、これまで各時代を代表するような作家や脚本家と豪華俳優を掛け合わせることによって、その名の通り“奇妙な”物語の世界観を作り出してきた。今年も珠玉の四つの“奇妙な”短編ドラマを届ける。

「トランジスタ技術の圧縮」は、わが国で最も多くの人々に読まれており、実在するエレクトロニクス専門誌「トランジスタ技術」の圧縮に命を懸けた男たちの戦いを描く物語。溝端が演じるのは、その雑誌「トランジスタ技術」を圧縮することに人生を懸ける青年・梶原倫夫。そして、梶原に立ちはだかる驚異の握力を持つ絶対王者・坂田成美役を阿部亮平が務め、プロレス中継で数々の名実況を見せてきた元日本テレビアナウンサーの福澤朗が実況を担当する。

毎月発刊される「トランジスタ技術」は、雑誌としてはかなり分厚い部類に入る。まるで辞書のような「トランジスタ技術」は、分厚いが故に保存するには日本の家屋は手狭だった。そこで人々は考えた。「トランジスタ技術」を圧縮しようではないか…それはいつの日か、生活の知恵を越え、世界的な競技となった。“圧縮の神”と呼ばれた男を師匠にアイロンを用いた圧縮技術を受け継いだ男・梶原。そこに立ちはだかるのは脅威の握力でページをむしり取り圧縮する男・坂田。勝利を手にするのはアイロンか握力か。熱き男たちの奇妙な戦いが幕を開ける。

溝端は「幼い頃から見ていた自分にとっては憧れの番組に出演することができて、すごく光栄です」と、「世にも奇妙な物語」への初出演を喜ぶ。そして、「トランジスタ技術の圧縮」のストーリーに触れ、「すごく熱い少年漫画のような世界観という印象でした。コアでトガっているものに人生を懸けている人たちの物語なので、とても面白いと思いました」と印象を述べた。

演じるにあたっては「雑誌の広告部分が全体の3分の2を占めていた時代に、広告にも感謝しつつ本編のみを残していく、という技法に人生を懸けている役です。とにかく熱く、コアなものにのめり込んで人生を懸ける男の話はとても面白く、この世界観にどっぷりハマって演じました」と報告。

最後に「『世にも奇妙な物語』は、時代に合わせたチャレンジ的な作品が多いと感じていました。今の時代、これだけ選択肢がありデジタル化も進む中で、雑誌の広告を省いていかに奇麗に収納して保存するかという、今では誰も考えないようなことに人生を懸けている男たちの話です。懐かしいと思ってくださる方もいれば、逆に新鮮に思う方もいると思います。ツッコミどころ満載で、老若男女どの方にもクスッと笑ってもらえるような作品になっていると思います。ぜひ、お楽しみください!」とアピールしている。

演出を務めた岩田和行氏は「“圧縮”するもの、と聞いてパッと思い浮かべるのは、データファイルや布団、衣服などですが、今回の『世にも奇妙な物語』で“圧縮”するものは、なんと3cmも厚みがある『トランジスタ技術』という専門誌です。“記事のページのみを残して薄くする(=圧縮する)”という、この謎の競技に熱き情熱を傾け、死闘を繰り広げる姿を皆さまにお届けします」と説明。

加えて「アイロンで背表紙の糊を溶かし分解する“アイロン派”と、腕力でむしり取る“むしり派”が技を競い合うという、一見ばかばかしくも熱き闘いに主演として挑んでくれた溝端淳平さん。この企画を面白がっていただき、誰も見たことのない闘いを盛り上げるためにいろいろとアイデアを提案してくださいました。また、福澤朗さんの臨場感あふれる絶妙かつ軽妙な実況も見どころです」と語っている。

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