渡邊雄太、3P2本を決めて8得点、サンズは大接戦に勝利

速い展開から3Pシュートを決めた渡邊

現地10月24日、NBA2023-24レギュラーシーズンが開幕。サンズはウォリアーズと敵地で対戦し、108-104で勝利した。渡邊雄太はベンチから出場し、3Pシュート2本を成功。8得点、4リバウンド、1ブロックをマークした。

サンズはビッグ3の一角、ブラッドリー・ビールが腰の問題で欠場。それでも試合開始からアップテンポなオフェンスを展開し、ユスフ・ヌルキッチ、デビン・ブッカー、ケビン・デュラントがシュートを沈めていく。対するウォリアーズはステフィン・カリーの3Pシュートでチーム初得点。アンドリュー・ウィギンズもインサイドから決めるが、ブッカーの活躍もあってサンズが先に先にと得点。開始7分で24-12とする。渡邊は残り3分46秒にデュラントと交代でコートイン。シュート機会は訪れなかったが、ジョナサン・クミンガのオフェンス・チャージを引き出す。
1Q後半、ウォリアーズはカリーの3Pシュートをきっかけに流れをつかんで残り5分で16-4のラン。28-28で1Qを終えた。

2Q残り8分50秒、渡邊は左ウイングから3Pシュートを放つがリングに弾かれる。サンズはセカンドユニットにデュラントを足したラインナップにするが得点につながらず。しかし、ブッカーを戻すと再びオフェンスが好転し始める。そして残り7分、速い展開から渡邊が右ウイングから3Pシュート。今季初得点を奪う。そして残り5分を切ったところでベンチへ。サンズは終盤に流れを引き寄せると、ラストプレーでデュラントが4Pプレー。ブッカー21得点の活躍もあって61-46で折り返した。渡邊は3点、3リバウンドを記録している。

後半開始からウォリアーズに猛攻を許す。クレイ・トンプソン、カリーが3Pシュートを決められて開始約3分半で15-1のランを許して1ポゼッション差に。そして中盤、クリス・ポールに3Pプレーを決められて逆転を許す。残り4分を切ったところで、渡邊が入るとポールに背後からブロック、さらにリバウンド、2本目の3Pシュートと活躍を見せる。その後、残り1分18秒にベンチは下がったがサンズはナシール・リトルの3Pシュート、ジョシュ・オコーギーのプットバックを決めて差を詰めて80-86として3Qを終えた。この3Q、ウォリアーズは40-19とビッグクォーターを作っている。

渡邊は4Q開始からコートへ。良いディフェンスを見せると、残り9分46秒にペイントエリアにアタックしてフローターを決めて88-88と追いつく。さらに残り8分を切ったところ、デュラントからのパスを受けて3Pシュートを放つもこれは決まらず。ここで渡邊はベンチに下がる。

試合は93-93と同点で残り6分を切り、1点を争う攻防に。残り5分を切ってからサンズはブッカーがレイアップ、3Pシュートと連続してきめて100-96とする。しかし、ウォリアーズはカリーのフリースロー、ポールのジャンパーで1点差に。しかし、サンズはブッカーがトップでディフェンスを引き寄せてオコーギーの3Pシュートを演出。さらにエリック・ゴードンが3Pシュートを決めるが、ウォリアーズはカリーがフリースロー2本、3Pシュートを成功。残り30秒でサンズの106-104に。

サンズはここでブッカーにボールを託すと、残り10.3秒、ヌルキッチにアシスト。108-104とするとウォリアーズの反撃を抑えて逃げ切った。

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