放火の可能性低く“電気系統のトラブル”か 高校で築35年以上の体育館が全焼した火災 出火原因は

10月23日、名古屋の高校の体育館が全焼した火事について、警察などによるこれまでの調べで放火の可能性は低く、電気系統のトラブルによる出火の可能性があることが新たにわかりました。

この火事は23日午後8時ごろ、名古屋市中村区にある名城大学附属高校の第二体育館から火が出たもので、火はおよそ5時間後に消し止められましたが、体育館は全焼しました。

この体育館では23日、体操部など5つの部活動が行われていましたが、生徒たちは出火直前に練習を終えて体育館を出ていて、全員無事でした。

(直前まで体育館にいた生徒)
「体育館を出たのが午後7時55分ぐらい。いつも活動している場なので燃えてしまったらこれから練習できないので悲しい。あと5分ぐらい遅れて体育館を出たら火災に巻き込まれてしまっていたので、救われたなという感じ」

出火原因を調べるため、24日に警察と消防が実況見分を行いましたが、その後の捜査関係者への取材で、防犯カメラの映像や現場の状況などから放火の可能性は低く、電気系統のトラブルで火が出た可能性があることが新たにわかりました。

高校によりますとこの体育館は築35年以上が経過していて、出火原因について生徒にも同様の説明をしているということです。

高校では25日から授業が再開し、第二体育館を使用していた体育の授業は別の体育館などで行っているほか、部活動については対応を検討しているということです。

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