東大がJR高輪の駅ビルに拠点 「プラネタリーヘルス」研究

新キャンパスについて発表した東大の藤井輝夫学長(右)とJR東日本の深沢祐二社長=25日午前、東京都文京区

 東大は25日、新キャンパス「GATEWAY Campus」を、2025年3月に開業を予定するJR山手線高輪ゲートウェイ駅(東京都港区)直結の高層ビル内に設けると発表した。経済、社会活動に伴う健康や環境への影響を分析し、心豊かな生活の実現を目指す「プラネタリーヘルス」と呼ばれる分野の研究拠点とする。

 この日、JR東日本と100年間の長期に及ぶ連携協定を締結した。JR東の持つ鉄道や駅などのインフラや街のデータを生かした実験や、さまざまな企業との共同研究なども行う計画だ。

 東大の新キャンパスはビル9階に入り、研究エリアや交流のためのラウンジを設ける。

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