AIカメラで不審者検知サービス 損保業界で初、11月から

 三井住友海上火災保険が人工知能(AI)を搭載した防犯カメラを使い、住宅への不審者の侵入や周辺の異常を迅速に検知するサービスを11月から始めることが25日、分かった。経済的損失を補償する保険事業から発想を広げ、ITで事故を未然に防ぐスマートホーム関連事業として新規参入する。損害保険業界では初の取り組みという。

 国内損保市場は人口減で縮小が予想される。新サービスは子どもや高齢者の見守り需要などが見込め、収益源を多様化する狙いもある。三井住友海上は警備員の駆け付けを付帯せず、月額料金は2980円と警備大手のホームセキュリティーサービスより安くした。

© 一般社団法人共同通信社