大型写真55点 倉敷の商店街彩る フォトミュラル最終回開幕

JR倉敷駅南の商店街を彩る大型写真

 JR倉敷駅南の商店街を大型写真で彩る全国公募展「倉敷フォトミュラル」(倉敷市文化振興財団などでつくる実行委主催)が25日、開幕した。2004年から続き、20年目の今回で最終回となる。「華」と「ねこ」をテーマにフィナーレを飾る力作がそろい、買い物客らを迎えている。11月13日まで。

 過去最多の応募総数1577点から55点を選抜。2種類の大布(縦2メートル、横1.9メートルと縦2.9メートル、横3.7メートル)に印刷し、約500メートル区間につり下げている。

 桜の下を元気に遊ぶ少女やキラキラ輝く赤ちゃんの笑顔をはじめ、雪道に残る猫の足跡といったセンスが光る写真が並び、買い物客らが足を止めて見入っている。

 東京から観光で訪れた会社員の男性(63)は「写真が大きく迫力がある。通りがにぎやかになっていいですね」と話していた。

 審査に当たった写真評論家・飯沢耕太郎さんによる講評会を11月5日午後1時から、市芸文館(倉敷市中央)で開催。天満屋倉敷店(同市阿知)でも今月28日~11月10日、選出作とは別の「ねこ」10点を展示する。

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