備蓄払底、加盟国は増産を 武器支援でNATOトップ

スウェーデンのクリステション首相(左)と記者会見するNATOのストルテンベルグ事務総長=24日、ストックホルム(TT News Agency提供・ロイター=共同)

 【キーウ共同】北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は24日「ウクライナに対するロシアの戦争でNATOの備蓄は尽きた」と述べ、加盟国に武器や弾薬などの増産を促した。スウェーデンの首都ストックホルムで同国のクリステション首相との記者会見で述べた。

 ストルテンベルグ氏は「増産はウクライナの需要を満たし、われわれの防衛を確実にするために不可欠だ。スピードと量が重要になる」と強調。ロシアは冬の攻撃準備を進めていると警戒を呼びかけた。

 一方で、エストニアの軍情報機関トップのキビセルグ氏は、ロシア軍が約400万発の弾薬を保持し、1年は戦闘継続が可能との見方を示した。

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