テント式サウナに安全基準策定へ 消防庁、屋内前提の規制緩和検討

販売されているテント式サウナ

 総務省消防庁は来年度、まきストーブを使って楽しむテント式サウナなど、移動可能な屋外サウナの安全基準策定に乗り出す。現行の消防法や条例によるサウナ設置基準は建物内が前提のため、熱源を固定して人と距離を取るよう求めるなど内容が厳しく、簡易な屋外設備に対応した規制緩和を検討。火災やけがを防ぎながら、気軽に楽しめる環境づくりを目指す。

 来年度予算の概算要求に経費を盛り込んだ。まきストーブと人との距離や内外の温度変化、出火した場合の避難方法などを実験。これに基づく安全基準は、関係省令の改正や自治体向けの通知などで周知する。

© 一般社団法人共同通信社