100円の詰め放題が大人気 〝おさがり〟バザー 保護者は興奮!「めっちゃ助かる!」【長野市】

コロナ禍前には当たり前だった「おさがり」が復活です。長野市で開かれたバザーに子育て世代が集まりました。

ずらっと並んだ子ども服。中には、入園式で着たようなフォーマルなものやスキーウェアなど季節ものも。長野市篠ノ井で開かれたバザーには、子どもの成長とともに、使われなくなった服やおもちゃ・2000点以上が出品されました。

■記者
「オープン前ですがすでに多くの人が開場を待っています」

開場と同時に、ご覧のにぎわい。商品は全て500円以下。一番人気は100円の詰め放題です!

■7カ月の子どもを持つ親
「成長につれて服がどんどん無くなってきちゃうんで、なんか良いのあればな。颯爽と取られていく感じで」

■3歳・3カ月の子どもを持つ親
「こんなにいっぱい良い物が手に取れてうれしい。めっちゃ助かります、子育て世代。様子見ながら、汗だくになりながら頑張ってます」

なんと、無料のものも!使用期限が迫る新型コロナ検査キットや…大きなぬいぐるみも次の人の手に渡りました。1歳の子どもへのプレゼントだそうです。
「夢バザー」と名づけられ、初めて開催されたこのイベント。運営するのは、地元の子育て世代などでつくる有志です。かつては近所や友人の間で当たり前だった「おさがり」を復活させたいとの思いから企画しました。

■YOU&MEバザー実行委員会代表・近藤英恵さん
「コロナ前は私も自分の子どもを連れて歩けば、本当に色んな人から『お下がりどう?』なんて声をかけていただいたんですけど、(コロナ禍は)おさがりを渡すことも気が引けるし、受け取るのも気がひけるそんな状態でした」

会場を埋め尽くしていた行き場を失った服は、たった1時間でほとんど「おさがり」になりました。

■YOU&MEバザー実行委員会代表・近藤英恵さん
「捨てられることなく次の方に渡るというのが、自分が今一番大切にしていることですので、色んな人に渡って行けば良いと思います」

売上金は、バザーで余った商品を寄付団体へ送るための送料として使われます。

© 長野朝日放送株式会社