ヌートバー、1日だけほかの選手になれるとしたら?「やっぱり大谷翔平選手」

「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC」に“侍ジャパン”野球日本代表初の日系メジャーリーガーとして選出されたラーズ・ヌートバー選手のトークショーが、10月24日に東京・Alpen TOKYOで開催された。

メジャーリーグ(MLB)で自身が所属するセントルイス・カージナルスのチームユニフォーム姿で登場したヌートバー選手は、集まったファンに「今日は、集まってくださり本当にありがとうございます。皆さんといい時間を過ごせればと思っていますので、よろしくお願いします」と、笑顔であいさつをした。

今回の来日では、2週間滞在する予定だというヌートバー選手。アメリカに買って帰る日本の土産について聞かれると、「日本でしか手に入らないお菓子やおせんべいなどをアメリカに持って帰ろうと思っています」と、日本ならではの菓子がお気に入りだ。

選ばれたファンからの質問にその場で答えるコーナーでは、「1日だけほかの選手になれるとしたら、どの選手になりたいですか?」という投げ掛けに対して「答えは簡単で、やっぱり大谷翔平選手です」と即答すると、会場からは歓声が。「100マイル(約161km/h)の球を投げられるというのと、あれだけ球を飛ばせるというのは、経験してみたいなと思います」と続けた。

また、守備の時に意識していることに関しては、「とてもいい質問だと思います。まずは、ランナーがどこにいるのかや、何アウトなのかなど、どういうシチュエーションなのかを理解することです。あとは、ピッチャーが球を投げた瞬間にどっちに(打球が)飛んできても動ける態勢を取るということを意識しています」と真摯(しんし)に答えた。

さらに、一番好きな母親の手料理を尋ねられると、「お母さんは、本当に料理が上手なので一つに絞るのは難しいのですが…」と前置きしつつ、「ギョーザもよく作ってくれましたし、しゃぶしゃぶも思い浮かびます。お母さんの料理はすごくおいしいので、ここで、これがおいしいと言ってしまうと『こっちの料理はどうなのよ!?』と、お母さんが怒ってしまうかもしれないので、言いづらいところがあります(笑)」というちゃめっ気たっぷりの回答に、会場は笑いに包まれた。

質問コーナーの後には、ファンとの記念撮影にも笑顔で応じるなど、日本のファンとの交流を心待ちにしていた様子のヌートバー選手は、最後に「今日は本当にありがとうございます。こうしてみんなと触れ合う時間を持てて、笑顔になれましたし、楽しい時間を過ごさせてもらったので、皆さんも同じように思っていてくれたら本当にうれしいなと思います。こういう場を設けることは、自分にとって喜びでうれしいことなので、将来的にもこういうふうに皆さんとお会いして一緒に過ごせる時間を設けられたらと思います。今日は本当にありがとうございました」と締めくくり、「アリガトウ! アリガトウ!」と感謝の言葉とともに、トークショーの会場を後にした。

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