マクラーレンがモータースポーツのヒストリックカーイベント『ベロシティ』で60周年を祝う。ノリスも参加

 マクラーレン・レーシングは、11月10~12日に北カリフォルニアのソノマ・レースウェイで開催されるヒストリックカーイベント『ベロシティ・インビテーショナル』に参加、マクラーレンにとっての60周年を祝うため、過去最大規模のヘリテージカーのコレクションを持ち込む。また、ドライバーとしてはマクラーレンF1チームのランド・ノリスが参加することも明らかにしている。

『ベロシティ・インビテーショナル』は、今年で4回目を迎えるモータースポーツとライフスタイルの祭典だ。由緒あるモータースポーツの最高峰を讃えるこのイベントには、F1、Can-Am、ル・マン、インディカーなど、最高レベルのレースやマニュファクチャラーから厳選された、類稀な歴史あるレーシングマシンが展示される。

 このイベントに参加するマクラーレンのラインアップとして、ノリスの他に、インディカーのパト・オワード、アレクサンダー・ロッシ、デイビッド・マルカス、トニー・カナーン、マクラーレン・エクストリームEのドライバーのタナー・ファウスト、そしてマクラーレン・レーシングのCEOザク・ブラウンが発表された。

2023年F1第19戦アメリカGP ランド・ノリス(マクラーレン)

 マシンとしては、世界チャンピオン獲得や、技術革新の鍵としてターニングポイントとなったものなど、マクラーレンとレースの歴史における重要な瞬間を表すマシン、9台が持ち込まれる。そのなかには、ニキ・ラウダの1984年チャンピオンマシンであるMP4/2や、ルイス・ハミルトンが2008年に初の世界タイトルを獲得したMP4-23などが含まれているということだ。

2008年F1ブラジルGP ルイス・ハミルトン(マクラーレンMP4-23)

「ベロシティ・インビテーショナルと再びパートナーとなること、また、素晴らしいマシン、ドライバー、コレクターたちの参加が増え続けていることをとてもうれしく思う」とザク・ブラウンはコメントした。

「マクラーレンがその歴史を通じて製造してきた象徴的なマシンの走行を披露する絶好の機会であり、過去最大のマシンコレクションを持ち込むことは、60周年を祝う上で最高の方法だ」

「エキサイティングなドライバーラインアップによって、こうしたマシンに命が吹き込まれるのを見るのが待ちきれない思いだ」

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