「日本の芸能文化が、道後で息づいている」 道後で“伝統芸能ショー”開催へ

観光需要の“完全復活”に期待が寄せられています。

愛媛県の道後温泉で、外国人などをターゲットにした「伝統芸能ショー」が新たに始まるのを前に、25日、会場となる老舗旅館でリハーサルが行われました。

道後の老舗旅館、大和屋本店の能舞台で演じられる「狂言」。新たに始まる「伝統芸能ショー」の一幕です。

このショーは観光客の消費拡大に繋げようと、県観光物産協会、道後の旅館組合などが企画しました。

ショーは、狂言やお座敷舞踊、時代劇舞踊など4つの演目で構成され、外国人観光客も楽しめるよう、英語、中国語、韓国語の字幕も用意されています。

(演者・舞台監督・澤村かずま座長)
「文化を見せるだけでなくて、ショータイムとして見せると伸びしろがあり、未知数だなという期待感があって、唯一無二な文化の夜のパフォーマンスを見られる場所にしていきたいなと」

そして、主催者はコロナ禍で落ち込んだ観光需要の"完全復活"に期待を寄せています。

(道後ナイトタイムエンターテイメント実行委員会・金子浩一副会長)
「日本の芸能文化が、ちゃんと道後で息づいていると再確認していただいて、魅力ある地域ということで何度も来てもらえるようになったらと、大いに期待している」

ショーは、10月27日から11月25日までの間に、合わせて10回行われ、チケットは1人5000円、特別席は4万円で、専用サイトで販売しています。

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