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国が所有する市街地のまとまった土地を民間に貸し付け有効活用してもらう取り組みが全国で進む中、中国地方初の契約事例として、岡山市の就実中学・高校の体育館が建てられることとなり10月25日、現地で起工式が行われました。
式には学校を運営する就実学園などの関係者およそ40人が出席し、玉串をささげるなどして工事の安全を祈願しました。
建設される体育館は就実中学・高校の第3体育館で、学校からおよそ400メートル東、岡山市中区浜の国有地です。
体育館が建設されるおよそ2500平方メートルの国有地は2018年まで、岡山地裁や岡山地検の官舎として使われていました。将来、有効活用が望めることから国が「留保財産」として所有権を保持していたもので、今月、就実学園と50年の貸付契約を結びました。
体育館は2階建てで、およそ40人の合宿に対応できる宿泊室も備え、災害時には地域の避難場所としても活用されます。完成予定は来年11月です。
岡山県内の留保財産は今回の岡山市中区浜のほか、北区厚生町と中区高屋があり、財務省岡山財務事務所はこの2件についても今後、貸し付けを行っていきたいとしています。