「ホーユー」の食事がストップ 大学生が高校生に弁当を提供 広島

【長島カイセツ】食事提供停止問題 学校の現状と停止の影響は?

広島市の給食業者「ホーユー」からの食事の提供が止まった高校生をサポートしようと、栄養学を学ぶ大学生が特性のお弁当を届けました。

美味しそうに食事をするのは広島市立沼田高校の体育コースで学ぶ寮生たち。

給食業者「ホーユー」による食事の提供が突如ストップする中、お弁当を用意したのは地元の大学生です。

25日午前10時、修道大学の実習室で準備する健康栄養学科の3、4年生10人。

自ら大学に掛け合い、同窓会の補助を受け、提供が実現しました。

中には、スポーツ栄養学の資格を持つ学生もいます。

■岡野隼也さん

「牛肉には亜鉛とか鉄分も多いし、 果物だったら食物繊維やビタミンも多いので、アスリートに必要な要素を盛り込んだ。」

成長期の高校生に向けたお弁当の完成です。

昼休み、食堂に集まった寮生はおよそ60人。

11月中旬からは新たな業者による食事の提供が決まっていますが、この日のお弁当の味は格別です。

■バレー部の生徒

「おいしいです。野菜とか果物もあってバランスが良くていい。」

■サッカー部

「いろんな人にサポートしてもらっているなと感じます。」

■松浦颯汰さん

「食の面でサポートできるのは重要なことなので、やっとこの日を迎えられたのは素直に嬉しい気持ち」

11月1日も大学で学んだ知識を活かしたお弁当が提供され、地元の高校生を支えます。

【2023年10月25日放送】

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