香川の伝統工芸の魅力を体感 「工芸ウィーク」始まる モノの循環をテーマにした取り組みも

香川県の伝統工芸の魅力を感じられるイベントが高松市で始まりました。

高松市の牟礼、庵治、屋島のエリアで始まった「工芸ウィーク」。屋島山上の「やしまーる」では、香川の工芸品が展示されています。

もち米を使ったのりで輪郭を描き色を染め分ける「讃岐のり染」や、漆芸作品など、繊細な風合いを間近で楽しむことができます。

また、これらの工芸品は、高松市庵治町のセレクトショップ「アジサーキュラーパーク」で実際に手に取ったり購入したりできます。

庵治石の粉を混ぜて仕立てた漆器など、日常使いできる作品のほか、商品として使われなかった庵治石の量り売り(100g 200円)など、モノの「循環」をテーマにした取り組みもあります。

(野口真菜リポート)
「ここでは以前から、本来廃棄されてしまう、洋服や手袋のはぎれを販売しています。今回、新たに桐下駄職人とコラボして、はぎれをオリジナルの鼻緒に生まれ変わらせました。好きな形の下駄と組み合わせて、お気に入りの一足を作ることもできます」

(工芸ウィーク実行委員会/谷真琴 代表)
「伝統的なものは、直したり、繰り返し使うことができるという意味では、非常にエコロジーでサーキュラー(循環)なものなので、それをぜひ若い方にも使っていただければなと思います」

工芸ウィークは11月5日までで、ワークショップやお茶会などの体験も楽しめます。

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