船が衝突して壊れた「清盛塚 参拝橋」 撤去工事始まる 広島・音戸の瀬戸

広島県呉市で2月に船が衝突して壊れた「清盛塚」の参拝用の橋を撤去する作業が始まりました。

解体撤去作業が始まったのは、呉市「音戸の瀬戸」にある県の史跡「伝清盛塚」に参拝するための橋です。

2月に貨物船が衝突し、事故後、橋の一部が海の中に崩れ落ちた状態になっていましたが、ようやく25日から解体撤去作業が始まりました。

作業は、衝突した貨物船の会社が発注した業者が実施します。この日は、道路の交通規制が行われ、作業員たちが橋げたや周囲に解体用の足場を設置する作業をしていました。足場の設置後は解体し、廃材を運び出すということです。

住民たちは、心配そうに工事を見守っていました。

地元の住民
「どうすんかの思うようてね。まあ、やっと取り掛かって今度、(参拝用の橋を)かけてくれれば。まだ、その話は進んでないでしょ」

呉市によりますと解体撤去工事は、来年1月25日までに終了する予定で、橋の復旧については船舶会社などと今後、検討していくということです。

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