中国の碧桂園は債務不履行と通知 社債管理者、米報道

 【北京共同】米ブルームバーグ通信は25日、経営危機に陥っている中国不動産開発大手の碧桂園の外貨建て社債について、社債管理者がデフォルト(債務不履行)に該当すると保有者に通知したと報じた。碧桂園は計1540万ドル(約23億円)の利払いを今月中旬の期限までにできていなかった。

 不動産の調査会社によると、碧桂園は2022年の不動産企業の販売金額で業界首位だった。デフォルトと正式に認定されれば、不動産業界の信用不安が一段と深刻化し、停滞している中国の経済の回復がさらに遅れる可能性がある。

 碧桂園は今月10日、外貨建て債務の支払いが「期限内に履行できない可能性がある」と発表した。

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