ブラジル上陸の元マドリーFWヘセ・ロドリゲス、チームNo.1の高給取りも問題あり?

明らかに身体を絞れていないヘセ・ロドリゲス[写真:Getty Images]

スペイン人FWヘセ・ロドリゲス(30)はブラジルでもコンディションが整っていないようだ。ブラジル『グローボ』が伝えている。

レアル・マドリーの下部組織で育ったヘセ・ロドリゲス。第一次政権時代のカルロ・アンチェロッティ監督に見出されたアタッカーは、主力とは言えずともコンスタントにプレーし、マドリーでのプロデビューから5年間でチャンピオンズリーグ(CL)優勝2回を含む6つのタイトルを獲得した。

ここまでは良かったのだが、2016年8月に23歳でパリ・サンジェルマン(PSG)へ完全移籍。ステップアップとしては悪くない選択肢だと考えられたこの移籍の直後からケガが増え始め、私生活の乱れやサッカーと並行した音楽活動にも批判が集まるようになっていった。

PSGは加入から半年でレンタルに出され、2020年6月の契約満了までに4クラブへレンタル。契約満了後は半年間の無所属期間を経てラス・パルマスで1年半プレーするも、昨夏以降はトルコ生活が半年、イタリアも半年で終わり、今夏再び無所属に。9月に入ってブラジル1部のコリチーバに拾われた。

ただ、9月22日のリーグ戦で新天地デビューし、そこから1カ月近くプレーせず。今月19日と22日のリーグ戦にそれぞれ26分間と2分間出場も、約4カ月の無所属期間からコンディションを未だに上げきれていないことは、その体型やプレーリズムの欠落から一目瞭然だという。

ヘセが出場したこの3試合でコリチーバは1-5、0-3、0-2と3戦3敗であり、ヘセ自身のゴールもアシストもなし。チームNo.1の給与で迎えられたという元マドリーのアタッカーだが、今のところ、期待に応えることができる状態ではないようだ。

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