【速報】性別変更、手術要件は違憲 生殖能力巡り最高裁大法廷

性同一性障害の人が戸籍上の性別を変更する場合、生殖能力をなくす手術を事実上の要件とする性同一性障害特例法の規定が憲法に反するかどうかが争われた家事審判で、最高裁大法廷(裁判長・戸倉三郎(とくら・さぶろう)長官)は25日、要件を違憲とする決定を出した。特例法を巡る最高裁の違憲判断は初めて。生殖能力要件に関し、最高裁が2019年に合憲とした結論を、社会情勢の変化などを踏まえ変更した。裁判官15人全員一致の意見。

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