来季欧州移籍はあるか。今季Jリーグで飛躍中!印象的な活躍を見せる3選手

Jリーグも終盤戦に入り、各クラブが優勝争い、昇格争い、残留争いとさまざまな状況下の中で激しい戦いを見せている。ストーブリーグに入れば欧州移籍などのトピックで注目を浴びそうな選手はJリーグに数多くいる。

今回は今季Jリーグで印象的な活躍をしている選手で、欧州移籍も夢ではないパフォーマンスを披露している3選手をピックアップした。

日本代表にも選出!桜の大型SB

毎熊晟矢

所属:セレッソ大阪

ポジション:右サイドバック、右ウィング

今年9月12日に開催されたトルコ戦で代表デビューを飾った毎熊晟矢。今季は右SBと右MF(あるいはウイング)でチーム状況に合わせて28試合1得点2アシストと、難しいミッションの中で小菊昭雄監督が求めるタスクをしっかりこなしているように見える。

現在はサイドバックなどをプレーしているが、桃山大学3年次は関西学生リーグ1部で22試合18得点と驚異的なペースで得点を奪って、数多くのプロチームから注目されたストライカーだった。そのため後方、中盤、前線を卒なくこなせる器用さを持っている。

身長180センチとフィジカルも強い大型サイドバックであるため、年々サイドバックの需要が高まっている欧州クラブとの需要はマッチする。代表にも先取されたため、ヨーロッパへのステップアップがあるのか注視したい。

代表ゴールも決めた浦和のファイター

伊藤敦樹

所属:浦和レッズ

ポジション:セントラルミッドフィールダー

今年大きな注目を浴びている伊藤は、今年5月に開催されたアジアチャンピオンズリーグ決勝アル・ヒラル戦で先発出場を果たして中盤での激しいデュエルに競り勝つなど、攻守で貢献を見せてレッズのアジア制覇に大きく貢献した。

そして今年6月に開催されたエルサルバドル戦で日本代表デビューも飾り、9月のトルコ戦では代表初ゴールとなる先制弾をゴールに突き刺すなど、アジアカップに臨む代表メンバーに食い込む可能性が出てきた。

攻めれば2列目の飛び出し、強烈なミドルで違いを作り、守れば身長185センチと外国籍選手にも当たり負けしない恵まれた肉体で球際、空中戦のデュエルに勝利するなど攻守の活躍が期待できる。流通経済大時代はセンターバックをこなしていたこともあり、複数ポジションも難なくこなす。能力を考えれば欧州クラブに移籍して不思議ではない。

首位神戸を支えるアカデミーの星

佐々木大樹

所属:ヴィッセル神戸

ポジション:左ウイング、右ウイング、インサイドハーフ

今季の神戸は得点ランキングトップを走る元日本代表FW大迫勇也、無尽蔵のスタミナでサイドを駆け上がる元日本代表FW武藤嘉紀の活躍が目立つが、下部組織出身の佐々木大樹が今季リーグ戦29試合7得点2アシストと素晴らしい活躍を見せている。

吉田孝行監督の意図を理解して行動に移す戦術理解能力の高さにも秀でており、サイド、インサイドハーフと異なるポジションでも高い質で難しいタスクをこなしている。守備時でも強度の高いプレスで、相手ボールホルダーに激しくプレッシャーをかけ、敵のパスワークを乱すための献身的な動きも卒がない。

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今月21日に開催されたJ1第30節鹿島アントラーズ戦で2得点を挙げて、視察に来ていた森保一日本代表監督の前でアピールして見せた。日本代表の左サイドの層が薄いことや複数ポジションをこなせるため、代表入りも夢ではない。このまま活躍し続ければ、既に欧州へ渡った神戸アカデミーの後輩小林友希(スコットランド1部セルティック)、小田裕太郎(スコットランド1部)に続くかもしれない。

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