真幸駅おもてなし活動に幕 えびの「友の会」年内解散 被災肥薩線再開見えず

年内で解散することになった「真幸駅友の会」=えびの市・JR真幸駅

 えびの市内竪にある県内最古のJR肥薩線・真幸(まさき)駅で、地場産品の販売や駅舎の維持管理に約20年間取り組んできた市民有志の「真幸駅友の会」(上熊須康会長、15人)が、年内で解散する。「幸せの鐘」がある真幸駅は観光名所として知られていたが、2020年の豪雨で肥薩線が被災し、不通となってから来訪者が激減。運行再開の兆しがない中で会員の高齢化が進み、「(駅を)離れがたいが体力の限界」と区切りをつける決断をした。

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