【インド】ア開銀、中部州の道路改善事業に融資[建設]

アジア開発銀行(ADB)は24日、インド中部マディヤプラデシュ州の道路改善事業に1億7,500万米ドル(約262億円)を融資すると発表した。

同事業は、州内の農村部と中心部の接続性を向上させ、道路の安全性を強化することを目的とする。対象道路はマディヤプラデシュ州の州道と主要地方道で、総延長は約500キロメートルに達する。

事業内容は、これら道路の2車線化や気候変動や災害に強く、安全性の高い道路への改良など。高齢者、女性、子供、障害者のニーズに対応するための施設も整備する計画だ。また、沿道の2カ所以上に市場を整備するなど、女性の就労機会創出に向けた取り組みも進められる予定だ。

他にマディヤプラデシュ道路開発公社(MPRDC)による女子学生向けインターンシップ制度の導入支援、女性向けの生計の立て方や起業などに関する研修プログラムの展開などが計画されている。

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